有機フッ素化合物(PFAS)の検出状況について

有機フッ素化合物(PFAS)の検出状況について

2023年10月19日 お知らせ

有機フッ素化合物(PFAS)の検出状況について

岡山県西南水道企業団では、定期的な水質検査を行っていますが、これまで有機フッ素化合物(PFAS)は暫定目標値を超過して検出されたことはなく、安心してご利用いただけます。
今後も継続してPFASの定期的な検査を行って水道水の安全性を確認していきます。

 測定結果 PFOS及びPFOA 5ナノグラム未満 (暫定目標値 1リットルあたり50ナノグラム以下)

【参考】
 〇有機フッ素化合物とは
  有機フッ素化合物(PFAS)には多くの種類があり、代表的なものとして、PFOS(ぺルフルオロオクタン     
  スルホン酸)とPFOA(ぺルフルオロオクタン酸)があります。PFOS及びPFOAは、耐熱性や耐薬品性に
  優れ、主な用途として撥水剤、泡消火剤や界面活性剤等があります。
  PFOSについては、平成29年にすべての用途で製造・使用が禁止となりました。PFOAについても令和
  3年に原則、製造・使用が禁止されました。
  また、PFOS及びPFOAと同様の性質を持ち、その代替品として使用されるPFHxS(ペルフルオロヘキサ
  ンスルホン酸)があり、国内での使用・製造を禁止する動きがあります。
  PFOS及びPFOAは、人においてコレステロール値の上昇、発がん等との関連が報告されていますが、科
  学的な知見は不十分です。そのため、国際的な様々な知見に基づく検討が進められています。

 〇水道水中の有機フッ素化合物の基準
  PFOS及びPFOAについては、国が令和2年4月1日に「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、
  暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として1リットルあたり50ナノグラム以下に設定されまし
  た。